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植物観察 タニウツギ


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裏磐梯でタニウツギが咲くと、初夏の訪れという感覚です。ピンクのつぼみが膨らんで、次々に咲いていき、花の少ない我が家の庭も華やかになってきます。あまりに身近すぎて、あらためて観察しようという気にはならないのですが、この写真にあるように、雌蕊のない花があって、不思議だったので、一枝いただいて観察してみました。

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先日、ゲーテ・シュタイナー的植物観察法のお話を聞いたので、それにしたがってやってみることにしました。土、水、風、火のエレメントに沿った観察方法です。土はまず、形をじっくり見ること。

形をしっかり見るには、やはりスケッチするのがとても良いですね。いちおう美術を学校で学んだのですが、意外にへたくそなわたくし。しかし、描いているうちに気づきました。

そうだ!花も葉っぱも、この形が持つリズム感をとらえないといかんのだ。

そうなのです! このラインはどこに向かっているのか?それを感じとるのが大事。

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花をつくるのに関与しているのは、その植物のDevaです。そして形をつくっていくのは風の精霊シルフと言われています。そんなことイメージしながら植物をみていったら、そこには、単に美しい、というだけではなく、相当量の情報を読み取れるはずです。

それはおいといて、まずは、全体を観察し、葉っぱの付き方、花の付き方、がくや花弁、雄蕊、雌蕊を観察していきます。一つ一つの造形や付き方が、ものすごく精巧にできています。やはり神業。

一つ一つの形に引き込まれて描いていると、ものすごく時間がかかり、1日あっても足りないぐらいです。

最初の疑問。雌蕊のない花は、なぜだろう?という答えは解りませんが、雌蕊がない花は、がくから簡単に外れるけど、雌蕊がちゃんとある花は簡単には外れません。花弁を開いてみると、雌蕊のある花の下には蜜があって甘かった^^

タニウツギは低木なので、今回観察したのは、枝から出ているシュートの部分だけで、これだと、植物全体とは言えないので、さらに、枝や幹の様子などを観察していないので、まだまだやることがあります。

そしてさらに、水、風、火の観察を引き続きやる必要がありますが、ここまでの観察で感じたことは、形態的には水や土エレメントの性質が強いのかなという感じ。そして、お花が集団でわ~っと咲いている様子や、横に向かって咲いているところが、「関係性」の問題と関連するかと思いました。

葉っぱは主脈が深くしっかりと目立っていて(特に後ろから見ると)、網の目のように細脈が張り巡らされ、葉の裏には毛状突起がたくさん生えています。毛にもいろんな種類があるんですね。毛が多いと周囲の環境に敏感とか言われます。

まだまだ観察と学びが足りないので、直観や感覚的なことからだけではなく、もっと深めて、植物のエッセンスを確認できればと思います。

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