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草アート

最近、草で鳥の巣をつくっている。 いや、鳥の巣ではなく、籠をつくろうと思ってやってみたら、 結果的に鳥の巣のようになったというだけ。

なぜ、鳥の巣っぽいかというと、1種類の草ではなく、 あるものを片っ端から使っているからだと思う。

無心になって、片っ端から、そこに在る草を使って編む。

デザインなどは特に考えていない。 とにかく、あるものでやるのだ。 そして、何がなんでも、途中で放り出さず、 籠になるまでやる。 室内ではなく外でやる。

草刈りをした草がもったいないのと、 ずっと、何かを編むことをしたいと思い、 後回しになっていたので、 とりあえす、やってみることにした。

不揃いのもので編むことは、意外にというか、 案の定、難しく、無謀なことをしたのだけれど、 結果、これが楽しいということもわかった。

生のものでつくるので、 作ったものはもちろん、だんだん乾燥していく。 お花はしぼんで茶色くなったりする。 それがいいのだ。 生命力を放出し、最後には枯草となる。

いちおう籠状になっているので、 何か入れるものには、そのまま使える。 時が来れば、土に戻す。 そして、また創る。

慣れてくると、雑念が入るので、 それはなんか心地よくない。

いつも新鮮な気持ちでやるって言うのは、 なかなか難しいものだ。

いわんや、作品をつくるぞ、とか、 夢にも思ってはいけない。

やっぱり鳥のように、 在るものから必要なものを集めて、 つくるのだ。

鳥と違うところは、 これは何に使う目的がない というところ。 人間は自由だ。

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