Essence of Life
次のステップに進もうという時に、今までの自分の歩みを確かめてみたくなった。
あっちに行き、こっちに行きしてきたけれど、結局自分は植物から離れることができないようだ。
自分がいかに植物から助けられているのか、それを振り返ってみたくなった。
植物とのコミュニケーションは、こちらか心を開きさえすれば、何かしら出来るものであり、
そして、その時の自分の関心やニーズによって、様々な幅と奥行きがある。
思い起こしてみると、ある時から自覚的にそれをやり始めているが、
もっと前から無自覚に、植物とコミュニケーションしていた、というか、一方的に助けられてきた。
細々は色々あるけれど、自分にとっての最初の大きなサポートは、
アロマテラピーに出会い、いろいろな不安をわきによけて、飛びこむことができたことだ。
今でも、その時の自分を思い返すと、現実的ないろんな不安がある中で、
何が起きるのかは予測なつかない中で、選んだことへのワクワク感が思い出される。
ハーブやアロマに触れるために通っていたお店の風景が思い起こされ、
そこにあった香りは、実際にはどうだったかわからないけれど、
わたしの中で浮かんでくるのは、ローズウッドだった。
ローズウッドは精油で知っているだけで、実物を見たことも触れたこともない。
アマゾンの森の中に生きている様子を想像するぐらいだけれど、
時間をとって、ローズウッドさんにコンタクトをとってみたいと思った。
とても力強くも優しいエネルギーを持っているのではないかと思われる。
これから進んでいく助けになってくれそうな気がする。
***
アロマセラピストとして仕事を始めてから10年ぐらいした時に、
都会でセッションをやっていることの不自然さを突然感じるようになった。
何かきっかけがあったのかどうか、覚えていないけれど。
たぶん、アロマテラピー占星術やハーバルタロットなどを手掛けているあたりと重なるかもしれない。
人間も肉体とスピリットがあるように、植物も同じなのに、
物質レベルに偏っている世の中が、なんだか居心地悪い感じがずっとあった。
その頃は、自分の中でのさまざまな内的な変化があり、
現実的な環境も、様々なことが変化していった時だった。
その時にはフラワーエッセンスのセッションを1年以上受けていて、
それがとても助けになっていた。
今ではこんなことをやっている自分ですが、
いまいち地球や自然とのつながりの感覚が薄かった。
だから、ボディワークなど身体方面への関心が高かったのかもしれない。
ボディについては、知れば知るほど、人間というものへの興味が深まった。
地球とのつながりの薄さを何とかするために、マメに都内で植物観察に出かけたり、
東京以外に行って、放浪してみたり、そこの樹とお話してみたりしていた。
木も鳥も海も蝶も、こちらの意識に呼応するように、反応するんだということも実感した。
そういえば、これは、アロマを学びはじめた頃からだけれど、
旅行やワークショップで訪れた場所で、その国の伝統医療や現状については、
興味があったので、なんとなく、現地の人に聞いたり、リサーチしていた。
土地や歴史に根付いたメディスンというものを、それぞれの場所で感じた。
そういうことも、都会で外来種のメディスンであるアロマなどをやっていることに
疑問を感じたのかもしれない。
話は戻るが、その頃受けていたフラワーエッセンスのセッションでは、
地球とのつながりを強めるためのエッセンスが選ばれた。
グリーンローズなどとても印象的なエッセンスだった。
その頃から、ボトルに入った精油やフラワーエッセンスではなく、
自然界から直接、癒しのサポートを受ける、ということができないかを考え始めていた。
パーマカルチャーを学び、実践し、自然のことをプラクティカルな面から知りながら、
目に見えないつながりをつくることも試行錯誤しながら自覚的に実践をはじめた。
***
裏磐梯へは、磐梯山に呼ばれた気がしたので、引っ越してきたのだけれど、
自分がやりたい暮らしが実現し、1年間、畑もワークショップも家を直すことも
色々やってみて、もう、これで完璧だと思った瞬間があった。
それは、半年後に東日本大震災により、見事に崩れ去るのだけれど、
その時は、「このために、自分はここに来た」ということも、どこかで自覚していた。
しかし、拡散された放射能のことを考えたら、絶望的な状況だった。
そんな失意の中で、ヒマワリの種を育苗トレイにまいていた時に、
ヒマワリから勇気づけられたことがある。
過去の自分のブログを見てみると、植物の苗を育てたり、
畑をやることが、自分を落ち着かせる機会になっていたようだ、
ということも思い出した。
やっぱり、私たちは自然界から支えられている。
震災後は磐梯山の意識と繋がれたこともとても大きかった。
放射能の半減期が何百年、何万年であろうと、
山は、ずーっと長い間そこにド~ンとあったわけで、
人間の時間軸なんで吹けば飛ぶようなものだと思った時に
なぜだかほっとしたことを覚えている。
それでも、自分の仕事として植物と何かやっていくことは、
無理ではないかと、あきらめていた。
しかし、そこから、救ってくれたのが10年前に翻訳したハーバルタロットだった。
この78の植物たちは、私の意識を様々な次元とつなげてくれる。
再び、それをひも解くことで、自分の中にずっと蓄積していたものが、
それまでの様々な体験などとも良き反応を起こし、今の自分がある状況の中で、
自分がやれることを再発見した、というか、元に戻ったことを感じる。
***
自分は植物または自然界からどのようにサポートを受けてきたかを
振り返ってみようと思ったけれど、思い出しながら書いていると、
数えきれないほどの恩恵を受けていることが自覚できる。
書ききれないぐらいの植物たち、自然界の存在達。
そして、もちろん、多くの人や猫(笑)にも助けられてきた。
あちらこちらに流されながらも、結局は、沈むことも大海に迷うこともなく、
必要なところに運ばれてくるのだということがわかる。
もう、ぼちぼち、やるべきことをやりなさい・・・
最近は、朝、布団の中でうだうだしていると、そう、ささやく声が聞こえる。
どこのどなたなのでしょう。
そんなわけで、多くのスピリットと繋がっていることを忘れずに、
そろりと次に進んでいこうと思う。
追伸:
これを書いてみて気づいたのだけれど、
旅行やワークショップで訪れた場所の植物たちのことを、
もう一度、思い出してみたいと思った。
また、回り道するところが増えた(笑)
Comments