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ワタスゲ観察会


アントロポゾフィー認定医の山本忍先生と関係者の皆さんと一緒に、南会津町~昭和村にかけて広がる駒止湿原に行ってきました。目的は「ワタスゲ」と湿原にできる「泥炭」の観察。泥炭は、アントロポゾフィー医学(シュタイナー医学)ではソーラムオイルの原料として使われています。

アントロポゾフィー医学で使う薬は、ミクロコスモスである人間の中で起きていることを、自然界の中に見つけ出すというプロセスを通して作られていくようです。

ソーラムオイルは内なる光が外に流れ出ることを助ける薬だそう。不安や恐怖などの闇に対して効果を発揮するのだそう。

観察したワタスゲは、光の化身のようだという参加された方の言葉が印象的でした。

観察会に行く前に山本先生からいただいた資料に書かれていたパラケルススとシラーがゲーテに宛てた言葉が印象的だったので記しておきたいと思います。

「薬とは、自然かしつらえたものを人間が”洞察”によって最後まで導き、完成させたものである」(パラケルスス)

「もし、おまえが最高のものを探すのなら、植物こそは、それを教えてくれる。植物が自分の意志でなっているのではない姿に、人間は自分の意志で、なりなさい」(ゲーテに親友シラーがあてた言葉)

この二つの言葉が、植物に関わる態度への示唆を与えてくれるような気がします。

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