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ボリジ


ボリジ(ムラサキ科 1年草)

Borage (Borago officinalis)

近所に庭に芽吹いたボリジを少しいただいてきたところから、うちのボリジの歴史がはじまります。植え替えは嫌うと聞いていたのですが、何株が根付いて、それ以来、あちらこちらから毎年出てくるようになりました。今年は爆発的に増えた次第。畑を耕す時期がこの辺りでは5月の連休明けぐらいからですが、その頃に、ひょっこりと芽を出します。そして、葉っぱは地面に広がって、周囲に草が生えないようにして、まるで自分の居場所を確保するかのようなのです。しばらくすると、葉っぱの間からモコモコっという花芽が出てきます。葉や茎は細かい毛に覆われ、遠目に見るとほわっと靄に包まれたように見えます。

ムラサキ科なので、つぼみはくるんと丸まってかわいらしい。花は咲きはじめはピンクで開くと徐々に青に変化していくのが興味深い。アントシアニンが酸性~アルカリに反応しているのだろうか。最近気づいたのですが、夏ごろのボリジの色と、秋のボリジの色がだいぶ違うのです。ボリジがこんなに寒い時期まで咲いていたというのは、今年初めて認識しました。

中世ヨーロッパあたちに野生で咲いていたよう。薬草としては解熱、発汗、利尿、鎮痛などに使われた。心を明るくし、勇気を高めてくれるとも言われていて、フラワーエッセンスとしても利用されています。

エレメント

丸くて厚い葉っぱや茎は、みずみずしく、水のエレメントが優勢に見えます

味:

みんなで葉っぱをかじって、味をみてみたけれど、人によって違うぐらい微妙な味。甘い、苦い、酸っぱいなどが感想としてあげられた。

形態・幾何学的考察

印象的なのは星形の花なのですが、花弁が5枚あるように見えるけれど、完全に分かれているわけではなく、合弁花で、星形のまま花は下に落ちる様子が面白い。ガクも同様に5裂。数字的には5が基本だが、よく見ると種ができる部分が4なのが興味深い。種は状態が良ければ4つできるよう。

花は先ほども書いたけれど、咲くときにはピンクで、開花すると徐々に青みを増す。

花弁は先がとがっていて胸を張ってピカッと輝くような咲き方をするが、ガクは丸みがあり、ほわんとしているところが、陽(花弁)と陰(がく)が一つになっているように見える。スターフラワーという別名があるようだが、星のイメージ。五芒星形は人間の象徴でもある。

印象

・葉を広げて自分の居場所を確保しているように見える。ピンクからブルーへ変化する花は、ハートからのどセンターをあらわし、ハートの意識を表現することと関係があるかも。

・下を向いて咲き、決して太陽の方向を向かない。内的世界を探求するかのよう。邪魔されたくない感もある。

・ケバケバした感じが白っぽくほわんと見えるのが、夢の世界にいるような感じ。

・天の光を地上に届ける。魂の意識を地上に表現する。

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