4.Devil in a bush


ニゲラ (Negera damascena) 別名:クロタネソウ、Love in a mist または Devil in a bush キンポウゲ科 一年草

自信のなさ、あせりや苛立ち

自分の正義を主張、振りかざす(他者を攻撃する)

憎しみの奥にある魂の傷に気づく

自分を傷つけた相手への許し

他者の立場になってみる、他者の痛みへの理解

他者の魂の求めるものに気づく

他者への共感と自立

今年、ニゲラを初めて育ててみました。種で育ててみたので、要領がわからず。でも、なんとか花を咲かせて来年の種も出来ました。フサフサしたガクの中から美しい花を咲かせてくれます。

そして、面白い形の種袋ができます。ドライフラワーによく使われます。種は万能薬として使えるよう。原種はもうちょい花弁が少ないみたいで、これも同じ効用があるかは不明。

別名がLove in the mistなのですが、もう一つあって、それがDevil in a bush。こんな対極の名前を付けられるとは、こいつ、やるなと思いました。

観察が充分ではないので、今のところの見解ですが、その二つの名前がある理由がなんとなくわかります。

細めの茎に、羽のような葉がつきます。葉っぱは葉脈だけ残ったような細い葉っぱ。フワフワとしたものが集合してきたと思ったら、その中に薄いブルーだけれど緑の葉脈に囲まれたようなつぼみがつきます。何か、期待感を持たせるような雰囲気。はじめて育てたから余計そう思ったのかもしれませんが。

そして、花は咲きはじめが白っぽく、だんだんとブルーに変化していきます。羽のようなガクにかこまれて、とても美しく魅力的な花です。白いうちは一枚一枚が天使の羽のよう。花弁に見えるのは萼片。

受粉すると真ん中がどんどん育ってきて、中に種ができます。丸くてツンツンしていてそれはそれでかわいらしい。

成長から開花直後までは、ふわっとした夢の中にいるような柔らかい印象を与えるけれど、開くと中心の雌蕊がらせんを描きながら伸びて、受粉すると子房が膨らみ主張の強い実が現れる。実の中に種が大事に守られるように並んでいます。

ふわっと外に手を伸ばすような開花直後のニゲラは、他者に優しく手を差し伸べるような感じがします。細い葉は雨風に強くしなやかに環境の変化に対応します。全体の柔らかな感じは、他者や環境への共感、共鳴力の強さをあらわしているよう。

後から出てくる主張の強い実は、自分の大事なものを守っていく強さをあらわしているような感じがします。他者への共感と自立、その二つのバランスをニゲラの姿は現しているように思えます。

怒りや嫌悪、悲しみの感情を深く感じてみた時に、その奥に、自分の大事なものを傷つけられた体験が存在することがあります。そんな時に、このニゲラのエネルギーに触れることで、閉ざされていたハートの回路が開かれ、自分を傷つけた相手への許しと理解、他者の物語に関心を向けることを促します。そして、自分の魂は、誰であれ傷つけることはできないこと、そして他者も同様の魂を持つ存在であることを理解することを助けてくれます。

Love in the mistとDevil in a bushという対極の二つの別名は、他者への共感と自立の両方の側面をあらわしているのではないかと思います。自分を大事にすることがエゴイスティックな方向にそれてしまった時に、自己満足や、自分を守るための他者への攻撃となり、ダークサイドが現れる、というところが「藪の中の悪魔」を連想させます。

タロットカードでは「悪魔」は欲望やエゴと解釈される一方で、そのエネルギーは生きる力であるとも考えます。生きる力、力強さとつながってきます。自分のデビルの側面に気づいておくことはとても大事なことでもあります。無自覚であることが、本当の悪魔の道に繋がってしまいます。自覚的に良い方向に使えば、何かを推進するバイタリティとなります。そういう意味で、このデビルの力は忌み嫌うものではなく、制御し使うことでプラスに出来るものです。というわけで、Devilの別名の方は自分的には気に入っています。

育てかた、形状などの詳細はこちら↓

ヤサシイエンゲイ・ニゲラ

はるなつあきふゆ夕菅の庭 ニゲラ・ダマスケナ

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